けん玉オヤジじゃ 。
光合成細菌という菌を知っているかの?
この菌を作物に使うと良いことが色々あるようじゃ。
自家培養もできるからこういうことが好きな者にもオススメじゃぞ。

光合成細菌とは

光合成細菌は田んぼの土着菌。田んぼに限らず、水が溜まっていて有機物があるところならどこにだっているんじゃ。
光エネルギーを使って、有機酸、脂肪酸、炭酸ガスと硫化水素をエサに炭素を同化、アミノ酸を合成する。硫化水素や有害な有機酸等を無害化するため、田んぼのガスわき対策にもなるんじゃ。

光合成細菌が好む環境
光合成細菌が好きなところは、明るくて紫外線が強く、酸素がない所。気温が25~35度でpHが6〜9のところじゃ。アルカリ性には強いが、酸性には弱いんじゃ。

光合成細菌の種類
光合成細菌は大きく3種類に分けられるぞい

  1. 紅色非硫黄細菌
    有機酸等を食べるが硫化水素も食べる。酸素があっても増殖できるため、培養しやすい。
    ALA(5-アミノレブリン酸)をよくつくる
  2. 紅色硫黄細菌
    硫化水素を良く食べる。酸素があるとほとんど殖えない
  3. 緑色硫黄細菌
    緑色の光合成細菌。硫化水素をよく食べる。酸素があるとまったく殖えない。培養は難しい

5-アミノレブリン酸:ALAと呼ばれる。アミノ酸の一種で葉緑素を作る原料のようなもの

他の菌との共生で力を発揮

光合成細菌がは単体よりも、他の菌と共生した方が力を発揮するんじゃ。

枯草菌との共生で窒素固定力アップ
枯草菌や納豆菌と共生すると、有機酸やエネルギー(ATP)をやりとりしながら窒素固定する。中でも堆肥などによくいるバチルス・メガテリウム(納豆菌の仲間)と共存した時の窒素固定力が一番強いんじゃ。

酵母菌や納豆菌との共生で酸素があっても増殖
紅色硫黄細菌は酸素があると増殖や窒素固定ができないが、近くに酵母菌がいると増殖する。酵母のまわりは酸素が消費されて嫌気状態になるため。
このときの光合成細菌はボヤッとした紫色になる。また、納豆菌の場合は体の周りに粘物質を出して嫌気状態を作るからそこで増殖できるんじゃ。

放線菌がよく殖える
光合成細菌を畑にかん水するとすぐに死んでしまうが、その菌体のアミノ酸をエサにフザリウムと拮抗する放線菌がよく増殖し、フザリウムによる病気が抑えられるんじゃ。

光合成細菌の効果

  1. 味に効く
    光合成細菌が作るアミノ酸や核酸は、果実の糖度を上げる。5〜6度だった大玉トマトの糖度が、光合成細菌をかん水に混ぜて流し続けたところ8~10度になり、トマト嫌いだった子供が食べれるようになった例もある。
  2. 色に効く
    光合成細菌の赤色はカロテン色素。それがいったん分解され、作物に吸収され、果実の着色をよくする。日照不足の時もイチゴの色づきなどに効果を発揮する。
  3. 増収、生育促進、品質向上する。
    光合成細菌が作り出すアミノ酸のプロリンや核酸のウラシル・シトシンは花芽形成や着果促進する。イチゴなどの日持ちがよくなったりする。
  4. 耐ストレス性を強化する
    光合成細菌を肥料として与えると、ALAの生理作用で耐寒性、耐塩性、耐干ばつ性、耐低日照性などが強化される。また、光合成能力が上がる。

光合成細菌を培養してみる

光合成細菌は資材として色々と売られているが、元々は田んぼなんかにおる土着菌じゃ。そこから採取して培養することもできるわけじゃが、ごく簡単に培養にチャレンジできる光合成細菌培養セットというものが市販されておるから使ってみると良いじゃろう。

培養の注意点

光合成細菌の培養で一番あるのが雑菌の混入じゃ。
光合成細菌は他の菌に比べて培養に時間がかかる。乳酸菌や納豆と比べると倍の時間がかかるから、他の菌に先に繁殖されないよう種菌とエサは一緒に入れる。
水は水道水で大丈夫じゃ。光合成細菌は塩素に強いからの。

それと以外に知られてないのが温度。光合成細菌が好きな温度は25~35度。40度以上で弱ってきて、45度以上になると死んでしまうから夏場は要注意じゃ。

先述の通り光合成細菌を使えば耐ストレス性が強化されるが、これは天候不順や日照不足でも安定して収穫できるということになる。
光合成細菌で近年の異常気象に対抗じゃ。

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