けん玉オヤジじゃ 。
畑や苗づくりで種を播いたものの肝心の芽が出てこない。
そんな経験はないかの?
種には発芽するための条件や、種類による性格のようなものがある。
また、種の向きを変えたり、芽出しすることで発芽率が随分と良くなるものもある。
そんなちょっとしたコツを覚えることで「芽が出ない…」という悲しい気持ちにサヨナラじゃ。

種の向きで発芽率アップ!

トウモロコシはとんがり下向きに播く

トウモロコシの発芽率に20%ほど差が出るのがこの方法。
種のとんがりを下にすることで、湿度が安定し吸水もしやすくなるようじゃ。
実際に種が水を吸うと種皮が伸びて膨らんでくるが、とんがりを下向きにしたものよりも、横向きや上向きにしたものの方が膨らむまで時間がかかる。
また、素直に真っすぐに育つんじゃ。

とんがり下向きで植える

エダマメやインゲン等豆類はヘソを下に播く

へそを下に向けて播くことで発芽率が良くなる。
上向きで播くといつまで経っても芽がでないことがあるんじゃ。

ヘソは下向きに

芽出しで確実に発芽させる。

皮が薄い豆類やハクサイ、カブなど以外は芽出しすることで確実に発芽させることができるんじゃ。

芽出しのやり方

種を半日くらい水に浸け、湿らせたサラシ、もしくはきめの細かい布に包んでビニール袋に入れる。
春先のまだ寒い時は、袋を腹などに縛り付けたり、夜は風呂のふたの上など暖かいところに置いて保温。数日して、タネの先が少し割れ根っこが白くポツンと見えたら播くんじゃ。
タネを包む布が薄く乾きやすい場合は薄手の濡れタオルを上から1枚巻くとよい。

夏場の暑い時期は袋を涼しい場所に置いておき、ビニールの袋も空気が入るよう開けておく。そうしないとビニールの中が熱くて煮えてしまうんじゃ。

カボチャなどは種皮に傷をつける

芽出しの前にひと手間かけるといいのは、カボチャやニガウリなど。爪切りやヤスリを使って事前にタネの皮を傷つけておくんじゃ。
そうすると吸収しやすくなり発芽がよくなる。
ただし、傷つける場所を間違えると、芽がでなくなることもある。頭の部分をさけて、タネの横に傷つけると良いじゃろう。

アタマは傷つけないように

小さなタネは早めに播く

ニンジンやタマネギなどタネが小さいものは芽出しの時にこまめに(1日1回)確認して、根っこが1つか2つで始めたらすぐ播く。時間が経つと根が伸びて他の種と絡み播きづらくなるからの。
夏から秋にかけて暑い時期に播く場合は芽が出るスピードも早いから特に注意が必要じゃ。
タネの種類にもよるが大体25~30℃を目安にすると良い。

発芽に必要な条件

ここからは発芽の基礎知識じゃ。
発芽には水と温度、酸素、光が影響する。
中でも適度な水分、温度、酸素が欠かせないんじゃ。

発芽にとって一番重要なのが水。レタスの例でいえば、タネに水分が与えられると、30分で1.5倍、4時間で2倍の重さになると言われておる。水分を吸収すると、酵素とホルモンが活性化し、タネの中の貯蔵養分が分解され、根と芽の伸長に使われる。

温度

吸水したうえで適度な温度(作物によって違う)になると発芽が始まる。また、多くの植物は低温条件に一定期間おかれると休眠から覚める性質がある(春化)。逆に高温処理によって発芽が促進される例もある。

酸素

タネは、発芽に必要なエネルギーを生み出すために、呼吸によって酸素を取り入れる。酸素が減少すると一般には抑制されるが、水田雑草のコナギのように低酸素条件で発芽率が上昇する植物もある。

発芽への光の影響は植物の種類によってことなる。発芽に必要な好光性種子と光によって発芽率が下がる嫌光性種子がある。

タネごとの性格

発芽に光が必要な好光性種子は覆土を浅くして、光が邪魔な嫌光性種子は覆土を厚くした方が発芽が揃う。ただし、覆土が薄いと乾きやすいから注意が必要じゃ。

好光性嫌光性
・シソ
・セロリ
・インゲン
・シュンギク
・ミツバ
・レタス
・ゴボウ
・ダイコン
・ネギ
・タマネギ
・ニラ
・カボチャ
・スイカ
・トマト
・ナス

作物の発芽適温

品目によって発芽適温が違うのは原産地によるところが大きいんじゃ。

15~20℃
温帯の少し涼しい地域原産
20~25℃
温帯原産
25~30℃
熱帯原産
・ソラマメ
・パセリ
・レタス
・ネギ
・ホウレンソウ
・ハクサイ
・ゴボウ
・インゲン
・ダイコン
・イネ
・ダイズ
・スイカ
・トウモロコシ
・トマト

高温や低温で失敗する例

レタスのタネは25℃以上になると休眠してしまう。一方ダイコンのタネは吸水してから0~5℃に一定期間遭うと花芽分化してトウ立ちしてしまうんじゃ。

タネを播く向きやその性格を見極めて播くことで、発芽率が変わってくることがわかってもらえたかと思う。
発芽適温や、播き方などは種袋の裏面にも書いてあることが多いので、読んでから播くのが良いじゃろう。

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