けん玉オヤジじゃ 。
雨が降るとぐちゃぐちゃになり歩くのも大変。乾けばコンクリートみたいにカチコチ。
作物はヘタっと萎れて元気がなく、根菜類(ジャガイモなど)は腐ってしまう。
引っ張ると簡単に抜けて、根っこは茶色く変色し白い根っこが見当たらない。
そんなことはないかの?

心当たりがあればそれは根腐れを疑った方がよい。
では、根腐れを起こさずに栽培するにはどうすればよいのか。
その辺りを学んでいくぞい。

根腐れさせない為には

タイトルに書いておるように根腐れしないようにまずは3つのことを守る必要がある。

①土中が酸欠にならないようにする。
②未熟な有機物を施用しないようにする。
③肥料施用後すぐに種を蒔いたり定植したりしない。

これが3原則になる。
では最初に根腐れは何故起きるのかその要因についてみてゆくぞい。

根腐れの主な要因

①過湿による酸欠

大雨などで畑に水が溜まると、根は酸素を取り込めずに弱っていく。病気やセンチュウなどから身を守るための耐性も弱くなるんじゃ。

②未熟有機物による酸欠(ガス害)

未熟堆肥などの未熟有機物が腐敗して有害ガスが発生すると、土の中は酸欠状態になり根は呼吸ができなくなる。例えば、アンモニアガスは強アルカリ物質で根の呼吸代謝阻害を引き起こす。畑では特にマルチ栽培で発芽時や生育初期に問題が起きるんじゃ。

③肥料やけ

根が肥料に直接触れると、細胞が壊死することもある。問題になるのは高濃度のアンモニア態窒素。リン酸は高濃度でも根は障害を起こさない。カリは窒素とリン酸の中間くらいじゃ。

以上の要因から何が起きるか

大雨で土壌が過湿になると病原菌が繁殖し周辺に広がる。この時根は酸欠で弱っているので、そこに病原菌が入って病気になるケースが圧倒的に多い。未熟有機物による酸欠や肥料やけなどで根が弱った場合も同様に病原菌が入りやすいわけじゃ。

なぜ酸欠で根腐れが起きるのか

その理由は酸素がなければ呼吸ができず、細胞の燃料となるATP(アデノシン三リン酸)という物質が合成できず窒息するからじゃ。
酸素が足りなければ根の活動は鈍り、酸欠がひどいと根の細胞は死滅してしまう。
これは人間も似たようなものじゃな。

根が酸欠だと肥料が吸えない

細胞が死滅しないまでも、根に酸素が足りなければ肥料も吸収できなくなる。
ATPは細胞内のあらゆる活動の動力源であり、肥料の吸収を行うポンプのようなものを動かすのもこのATPだからじゃ。

肥料を吸収するのは地表面近くの浅い根だといわれるが、これは酸素が豊富な地表近くでなくては、根の細胞がATPを活発に合成できないからじゃろう。

根に酸素が足りなければ肥料も吸えなくなるし、ひどければ細胞が死滅する。
酸欠になると根回りの環境も激変し嫌気性菌が増えて、細胞に有害な硫化水素や有機酸を出す。
これらが根を傷めるということもあるようだが、そもそもの原因はやはり酸欠じゃ。

嫌気性菌⇒嫌気性菌とは生育に酸素を必要としない細菌

根腐れの対策はどうする?

一番は水はけのよい畑を選ぶということだが…

これができれば誰も苦労しないわけじゃ。
家庭菜園では借りるにしても自宅庭でやるにしても条件の良い土壌であるとは限らんし、そう選ぶこともできんじゃろう。
ということで、ここでは土壌自体を改善する方法を学んでいくぞい。

水はけを良くして、微生物を増やす

それにはやはり土作りが重要になってくる。
特に必要になるのは物理性と、生物性じゃ。

関連記事

有機物を施用するのが効果的

土壌の物理性、生物性を改善する為に家庭菜園で取り組みやすいのは有機物の施用じゃろう。
落ち葉や刈り草、もみ殻など植物性のものが良いじゃろう。軽トラックがあれば木質チップなんかもよいのぉ。造園業者でチップ堆肥を作っているところもあったりするぞ。
難分解性の有機物は土の団粒化にも良いようじゃ。さらに微生物のエサにもなる。

有機物の施用ということでは緑肥作物の栽培も効果的じゃ。緑肥作物の根が土を耕し、刈り倒した後は根っこが分解され穴ができる。その穴で土の通気性がよくなり、植物体は有機物として土に還る。そして微生物も増えるんじゃ。

木質チップやワラなどの有機物はすき込む他に表層を覆わせることで地面が日陰になり、水分も保たれ、微生物の過ごしやすい環境となるぞい。

有機物の施用は地域の有機物を利用できれば安価に済ますことができる。
もみ殻や木質チップなどが良い例じゃ。河川の刈り草なんてのもある。都市部では難しいかもしれんが地域を見回すと良い有機物が手に入れることができるから、そういったものは積極的に利用するとよいぞ。

Twitterでフォローじゃ

おすすめの記事