けん玉オヤジじゃ。
前回は、土壌生物とはどんな種類があってどんな働きをしているのかを
記したが、今回は病原微生物が起こす病気、
被害の特徴や感染経路等について記していくぞい。

関連記事:土壌生物性を学ぶ①

土壌病害のタイプと原因生物とは

土壌微生物の中には、作物体内で侵入し、
作物体内で増殖して病気を起こす菌がおる(寄生微生物)
こうした病原菌による作物への被害の特徴で病害の種類は、
柔組織病(軟腐病等)、導管病(青枯病等)、
肥大病(根こぶ病等)に分けられておるんじゃ。

柔組織病は、地下部の茎、根などに感染した病原菌で、
組織が壊死を起こし、苗で発生すると苗立枯病、
生育した作物での発生では根腐病と呼ばれるんじゃ。

導管病は根などから感染した病原菌が導管で増殖し、
導管の閉塞により水の上昇が妨げられ、地上部が萎凋する。

肥大病は、感染組織の細胞が以上に分裂、
肥大するためコブ状の肥大を起こすのじゃ。

これらの病気を起こす土壌伝染性病原菌の種類には、細菌、
放線菌、糸状菌、ウィルスがあり、
中でも糸状菌による病気が70~80%を占めておるぞ。

病原微生物の感染経路

病原菌の作物体への侵入経路は様々ある。

糸状菌の場合、感染源は胞子や菌糸の集合体
としての菌核などの耐久体なんじゃ。

耐久体というのは、エサや水の乏しい状態で
長期間生き残るための特殊な生命形態じゃ。
これらの耐久体は根が伸びてくると、
根からの分泌物に反応して発芽し、
菌糸を伸ばして根面に定着して侵入するんじゃ。

作物体内に侵入すると、その体内や表面で分生胞子
などを形成して増殖する。
その作物体が枯死または収穫されると、
遺体や残渣上でしばらく増殖しつつ耐久体を形成するんじゃ。

その後、エサが無くなったり、乾燥や他の土壌生物の攻撃を受け、
死滅するものもあるが、生き残った耐久体が
次に作付けされる作物への感染源になる。

このとき、栽培間隔が短く、すぐに作物体が栽培されれば、
耐久体だけでなく、菌糸や分生胞子なども感染源となり、
感染率が高くなるわけじゃ。

生きた作物体の中でのみ増殖でき、作物体が枯れた後は耐久体のみで
生き延びる根こぶ病などでは、それまでに形成された休眠胞子が
次の栽培作物まで土壌中で耐えて感染源となるんじゃ。

こ奴らは増える要素はあっても減る要素は中々ないということじゃな。
厄介なもんじゃ。

輪作したり、有機物を施用し非病原菌を増やして、
病原菌の密度を低く保つことが、ポイントとなりそうじゃの。

土壌生物性を学ぶ③に続くぞい。

スポンサーリンク

【あす楽対応】完熟 堆肥 【田舎の堆肥】 25L

価格:850円
(2019/12/15 23:01時点)
感想(38件)

Twitterでフォローじゃ

おすすめの記事