けん玉オヤジじゃ。
前回は、病原微生物が起こす病気、被害の特徴や感染経路等について記したが、今回はセンチュウ類の被害や感染経路についてじゃ。

関連記事:土壌生物性を学ぶ②

センチュウ類による農作物被害

センチュウの種類

センチュウは大きく分けて3つに分けられるんじゃ。

①小さい生物を餌とする捕食性センチュウ
②動植物の遺体を餌とする腐生性センチュウ
③作物の根に寄生する寄生性センチュウ

大体数は①と②じゃが、農作物に大きな被害を及ぼすのが
③の寄生性センチュウじゃ。
このセンチュウもまた主に3つに分けられる。

1.ネコブセンチュウ
2.ネグサレセンチュウ
3.シストセンチュウ

これらのセンチュウの中にもさらにいくつかの種類があるんじゃ。

センチュウ害の症状

センチュウ害は、センチュウが寄生しても軽い時には
外観から生育に変化が見られず、徐々に生育が悪くなる。
また、寄生の際にできた傷口から他の病原菌が感染、
侵入させて発病を助長させる。
こうしたセンチュウと病原菌との複合病が多くみられるようじゃ。

1.ネコブセンチュウは、野菜、果樹、樹木など多くの植物に寄生する。
根にコブをつくり、作物の症状としては
草丈の伸長が抑制されたり、萎れたりするんじゃ。

2.ネグサレセンチュウも畑作物、樹木など多くの植物に被害を及ぼす。
宿主の根、塊茎(ジャガイモなど)、塊根(サツマイモなど)など
感染部位に褐色の壊死病斑を生じさせ、
被害が進むと根腐れ症状があらわれて根の発達が阻害されるんじゃ。

3.シストセンチュウは特定の作物に被害を及ぼす(ジャガイモなど)
根に寄生したセンチュウ(雌成虫)外部に露出し、
シスト(雌成虫が球形に変化したもの)を作る。
作物の症状としては葉の緑色の退色、生育抑制が起こるんじゃ。

センチュウ類の感染経路は?

センチュウ類は、冬期間卵の状態や植物の根に寄生して過ごし、
地温上昇に伴って卵が孵化する。
孵化した幼虫は、土中を移動して根の生長点付近から
根の中に侵入して作物に被害を及ぼすんじゃ。

1.ネコブセンチュウは、地温10℃以上になると活動を始め、
1世代は、夏で25~30日間位で年に3~4回転する。
卵は15℃以上で孵化しする。
口針からある種の汁液を出してコブを作り
作物体に大きな被害を与えおる。

2.ネグサレセンチュウは、地温15℃前後から活動を始め、
産卵は根の組織内で行われる。
孵化幼虫は根の中を加害移動しながら成虫となる。
成虫は根が腐敗したり、条件が悪くなると一旦組織外に出て、
新しい作物体を求めては根を腐敗させていくんじゃ。
おぞましいのぉ。

3.シストセンチュウは、ジャガイモに大きな被害を与える。
球形にふくれた雌成虫の身体(シスト)内の卵の状態で
土の中で10年以上生存し続ける。
ジャガイモシストセンチュウは、根の内部で養分を吸収して成長し、
数回の脱皮を経た雌成虫は、根の外で身体を肥大させて
シストとなるという特徴がある。

シストセンチュウは作物から養分を吸収するから、
作物の収量は低下するんじゃ。

因みにシストの中の卵は、宿主の無い状態では孵化せず、
毎年前年の70%程度が生き残るから
一度シストセンチュウが侵入した圃場、地域では
根絶させることは困難じゃ。

次回は

さて、ここまで病原微生物、センチュウ類の被害や感染経路を
学んできたが、次回はそれをどのように抑制するのか。
対策について学んでいくぞい。

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