けん玉オヤジじゃ。
家庭菜園を始めて同じ畑に同じ作物を作っていると、
年々作物の品質や生育が悪くなることがある。
それが、「連作障害」じゃ。
いやち(忌地、嫌地)なんて呼ばれたりするのぉ。

農家は「輪作」と言って作る作物をローテーションしたりするのじゃが。
作物によっては3年以上作付けを開けないといかんかったりして、
畑が広かったり、何か所かないと中々難しい。
家庭菜園で輪作はあまり現実的とは言えんのう。

ではどうしたら連作障害を克服して楽しい野菜作りができるのか
考えていこうかの。

結論は単品目での栽培を避け、多品目の混色畑にすること

連作障害の原因は主に3つある。

①土壌の病原菌または土壌害虫(センチュウ等)の加害
②土壌の理化学性の悪化(物理性の悪化、生物性の偏りを含む)による生理障害
③植物由来の毒素による生育阻害や発芽が抑制

これらの要因が単独または相互に関係して作物に障害を及ぼすと考えられておる。

ワシの経験からいって②が一番の原因となっている感じがしておる。

植物は根から有機酸を出してリン酸などの養分を溶かして吸収していくのじゃが、
有機酸以外にも糖やアミノ酸を出していて、
根の周りにはこれらを目当てに微生物が集まってくる。

同じ作物を連作すると、同じ物質ばかりが根から供給されるから、
増える微生物の種類も限定されるわけじゃ。

吸収される養分も作物によって多く吸収されるもの、されないものがあるから、
土中の養分にも偏り(化学性の悪化)が出てくるのぉ。

増える微生物の中には作物にとって有害な微生物もいて、
それが増えること(生物性の偏り)で病気や害虫の加害を引き起こす。

そこでこの化学性の悪化や生物性の偏りを防ぐのが多品目栽培というわけじゃ。

多品目栽培はなぜ連作障害が出にくいのか?

自然に生える雑草を思い出してほしいのじゃが、
あれらは毎年同じ場所に生えておる。
多くの植物は種を残して枯れ落ちるからじゃな。
つまり自然界では連作が普通なのじゃが、
それでも問題にならんのは植物の多様性があり、
土壌中に有害物や病原菌が蓄積しにくいためと考えられる。

これは決して有害な菌などが無くなるわけではなく、
良い菌もいることで拮抗作用が起こるということじゃ。

つまりこれが家庭菜園の場合、
多品目栽培にすることで作物の多様性が生まれ、
土壌中には微生物の多様性が生まれる。
そのことで、連作障害が出にくくなるわけじゃ。

多品目栽培は自然界に近い状況をつくるとも言えるのぉ。

人間社会も多様性が大事と言われておる。
それが真理なのかもしれんのう。

それでも単品目で栽培がしたいというあなたはどうしたらよいか。

連作障害の原因を考えれば、土壌微生物の種類や量を増やすの良いじゃろう。
つまり大事なのは土作り。
良質な堆肥や米ぬか等の有機質資材を土の中に入れると良いじゃろうな。

動物性の堆肥(糞尿をつかったもの)を使う場合は
しっかり発酵したものを使うように気を付けるんじゃぞ。
嫌な臭いのするものは良くないと思っておった方が良い。

ワシのおすすめは海藻類を使った堆肥じゃな。
ミネラル、アミノ酸も豊富じゃから野菜の味もよくなるぞい。

試してみるとよいぞ。

参考書籍:現代農業2019.10月号

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